『君の名は。』DVD発売。オッサンが二度見して思うこととは?

 

君の名は。

50歳のオッサンが『君の名は。』を見て思うこと。いや、劇場で観た時は確かに40代だったはず(笑)

昨年、2016年9月27日に映画『君の名は。』を見ました。この映画は空前絶後のロングラン上映になりましたね。

映画ファンだけどアニメ映画のファンはたくさんいると思うので語るのも憚られるのかもしれない。

しかも2017年7月25日現在、50歳だ。

でも、せっかくみた映画への想いを記録するのは悪いことじゃない。

映画ファン親父の自慰行為として残してみる。

映画を見る時はなるべく事前情報を聞かないようにしているから、どんな内容かも知らずに見た。ただ、新海誠監督ってことだけは知っていたから何となく想像したこと。例えば切ない内容になるんだろうなとか、教室のイメージとか、キラキラとした風景の数々とか…。

ただ自分の想像なんて本当に上っ面しかイメージできてなくてね。新海監督ははるか上の方でとてつもなく美しく、切ない壮大なストーリーと画面を作り上げていましたね。

個人的には哀しい終わり方でも良いのかなと思いましたが、これはフランス映画の見過ぎ??もちろん大多数が納得する終わり方だったと思うので良いと思います。

RADWINPSの音楽もとても良かったと思います。

「君の名は。」Blu-rayスタンダード・エディション(早期購入特典:特製フィルムしおり付き)

いい年をしたオッサンだけどDVDが出たら買ってしまうと思うのです。そして事実買いました。そして2017年7月25日本日鑑賞。

 

こんなオッサンでも二度見するのは「人生で忘れてはいけない大切な存在」と言うテーマは年齢に関わり無く普遍的なものだと思うからです。だからこそ『君の名は。』は幅広い年齢の観客の足を劇場に運ばせ、アニメ映画史上に残るような記録的なロングランを成し遂げたのだと思います。

 

新海監督について調べてみたら『ほしのこえ』が2002年の作品でした。どこでどうやって見たか全く覚えていないけれど内容はしっかり記憶していたし、新海誠さんって名前は記憶していた。というのも当時はあまりアニメに興味を持っていなかった私が『ほしのこえ』を見て思わず感動してしまったから。『ほしのこえ』を一人で作り上げたと言う話も誰かから聞いて本当に凄いなと思っていました。だからと言って、その後の新海監督をおいかけるわけでもなく14年の月日が経っていたことに自分自身もビックリしている次第です。『ほしのこえ』の時空を超えた人と人との繋がりは『君の名は。』でもしっかりと受け継がれていましたね。

その間の作品については未見なので、映画を語ることさえファンの方々には申し訳ないと思いつつ。

『ほしのこえ』を見た時に、この作者(新海監督)は人と人との関わりの中で起こるすれ違いの切なさを存分に感じているんだなと思いました。そしてキラキラ光る教室や線路、空や雲。光のきらびやかさが際立っていたと思います。『君の名は。』では、そう言った視覚的な部分が信じられないくらいにハイクオリティになって劇場の大画面に映し出されていました。キラキラとまばゆく光るシーンの数々は聞きかじりなんだけれども…新海監督は小学生の頃、スピードスケート部にいたと言うこと。少年時代に見た冬の空気の中、空と足もとの氷から反射されるキラキラした光の空間に強く影響されているんでしょうね。

そして映画を通して語られるSF的センス。

時空を扱った映画として、入れ替わりの物語に時間差を設けるなんて素晴らしいセンスだと思います。時間を織ること紡ぐことは人生の流れの中に何を見出すかという深いテーマを扱っていると思います。

映画を見た時に、ここまで綺麗な世界を絵で描ききってしまったら現実の美しい世界が霞んでしまうな…と少し寂しく思ったのです。自分自身の経験で言えば数々の自然体験やカナダで実際に見たオーロラの感動…それに勝るとも劣らない映像だったからです。寧ろ美しいシーンの連続は強烈な自然体験をも陵駕する視覚体験だと言えます。それを映画館に出向くだけで体験してしまえる若い世代をとても羨ましく思ったりもします。もちろん現実と映画を比べるものではないと思うけれど、それくらい映画の出来映えが素晴らしいと言いたいのです。

若い世代の人たちには切ない想いをしながらも強く生きて欲しいなと、人生折り返しを過ぎたオッサンは思います。

映画を見て好きなところや感想は色々あるけれど、映画談義はリアルでお会い出来る方とはその時にお願いします。

ごらんいただきありがとうございます。

 

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